家族を大事にしてきた二人。
二人がウェディングで大事にしたことは家族への感謝の気持ち。
コロナ禍での二人のウェディングは、本質が極まった選択だった。
~出来ないことよりも、今の状況だからこそ出来る幸せを考えよう。
それはこれから二人で生きていくための大きなヒントかもしれないね~
少人数だからこそ叶うことがたくさん。
丁寧なおもてなし
心が通うパーティー
無理のない自由な二人の結婚式。
華美な演出よりも、心があたたまるひとときが選りすぐられていく。
神社で誓いを交わした二人は、
幻想的な絶景で知られる清流肱川と、古き良き町並にある歴史的な邸宅のNIPPONIAにて披露宴を。
祖父母にもゆっくり過ごしてほしい。と選んだ場所。
ゲストの前に入場したレトロでシックな装いの二人。
ボルドーの色味が好きというMegumiさんに、ダリアを中心とした秋の花々が祝福した。
レトロモダンな和洋のミックスは、古いものをこよなく愛し、新しい使い方をするという二人のスタイル。
どこか懐かしくて新しい。
そんな趣味の良さが、世代を超えて心地の良さにも繋がっていた。
古いものを大事にしながら新しいものを創っていく。全ては循環している。
これから育む新しい命を想像したら、家族への愛おしさが溢れた。
家族の結婚式の優しさ。こんなに愛おしい時間が、かけがえのない宝物だと胸に刻まれた1日に。
親友のような二人。
二人の希望は至ってシンプルで深いものだった。
今までたくさんの女の子を綺麗にしてきた、美容師の花嫁Yukaさん。
そんなYukaさんを昔から知る、同じ美容師の友人が支度に付き添った。
今日は”花嫁”として身を委ねてほしい。そんな思いが伝わる心地よい支度時間。
Yukaさんがこの日のために誂えたオーダーメイドのドレスは、
センスが煌めく、この世にひとつだけのドレス。
歩くたびにシルクシフォンがたおやかに揺れて、肩をなぞる繊細なレースと潔いバックコンシャスが美しい。
それは女神そのもの。
花婿Kazuhiroさんは、チャコールのセットアップにレオパードのボウタイで、こなれたグルームスタイル。
ファッション好きな二人にぴったりの装い。
日差しが眩しい壮大なロケーションの中、気軽に料理をとって楽しむビュッフェスタイルは、
肩の力は必要のないリラックスした穏やかな空気。
個性豊かな友人たちの笑い声がはじけて、プールからキラキラと水しぶきも。
愉しむゲストを二人が微笑ましく眺めながら、一人一人に声をかけて乾杯した。
Kazuhiroさんのバンド仲間とのライブが始まり、心地良い音に乗って揺れるゲストたち。
一人一人がこんなに楽しむことの出来るウェディングパーティー。
二人が持つ、ホスピタリティーの溢れた一日に。
これからもずっと、シンプルで深い日々を分かち合っていきたい。
「尊さが響き合う」
凛としてどこまでも澄んだ美しい瞳の二人。
運命的な二人のフォトウェディング。
二人が選ばれたのは喧騒を離れ、空と水と緑に囲まれたステイウェディング。
家族と泊まって、1日を深く過ごしたい。
爽やかな初夏の風が吹く5月、セレモニーは緑あふれるガーデンにて。
美しい木漏れ日の中、お母様と一緒に花嫁Sakiさんが入場。
大切なゲストに見守られながら、二人は大きな木の下での永遠の約束を交わした。
結婚証明書は、今後も家に飾れるものを・・・
二人が誓った場所の緯度と経度が刻まれたクリアの証明書は、インテリアにもこだわりがある二人にぴったり。
和装でのレセプションパーティーは、
安藤忠雄建築の元美術館スペースに、和フュージョンの設えを。
好きな色だから…とSakiさんが希望した“朱赤の花”は
瀬戸内ウェディングからの提案で、季節の金宝樹をテーブル装花に。
花言葉は「素直な心」
心が通う距離でテーブルを囲んで、そんな思いを伝えたかった。
今もそしてこれからもずっと大切にしたい事。
1日がゆっくり歩いて、
瀬戸内の島々が染まっていく夕凪を見せてくれた。
大切なゲストと一緒に観るこの光景は一生の思い出。
スタイルチェンジをして現れた二人は、
サンセットの中、プールサイドにてケーキカットを。
リラックスして気軽にデザートを楽しめるデザートビュッフェと共に、
花婿Taiheiさんのライブが始まり、一人一人の笑顔が輝き出す。
自分たちらしい時間を持ちたい。という二人の空気が溢れる時間。
静寂の中、ライトに照らされて陰影の深さを増した木々。
今までの感謝の気持ちにSakiさんの胸がじわっと熱くなり、震えながらも
一生懸命両親への想いを伝えた。
まるで今まで歩んできた二人の人生を、凝縮して1日にしたような深い結婚式。
そしてこれからの二人の未来も、素直な心と、感謝と、笑顔であふれますように。