「今まで結婚式に対してイメージがわかなかったのに、WAKKA さんを見た時にビビビときてしまった。
ここ意外だったら結婚式はしなくてもいいとさえ思った。
ここでみんなで楽しめるウェディングがしたい。
準備も設えも真心を込めてサポートしてくれるプロデュースチームにお願いしたい。」
それは明るく微笑む花嫁Mamiさんの結婚式への想いだった。
花婿KenzoさんもMamiさんが結婚式で喜ぶ顔が見たい。というシンプルで男前な想い。
結婚式への価値観を変えた大三島WAKKAというロケーション。
私たちプロデュースチームにとってもそれはしっかりと形にしていきたい想いだった。
花嫁Mamiさんは以前ドレスサロンで働いていたこともあり、感性が豊かで、仕事でも接客を大事にしてきた。
今までたくさんの花嫁の幸せをサポートしてきたMamiさんに、この日は委ねて、思い存分花嫁としての思い出を残してほしい。
私たちもそんな想いを強く抱いた。
「もし、親族が疲れたらコテージで休みながらゆっくり見てもらいたい。
子供たちがたくさんなので、思い切り走り回って自由に遊んで楽しく過ごしてほしい。」
ふたりの希望は、自分たちが主役ながらも、ゲストそれぞれの時間の過ごし方や楽しみ方を持つことができる開放的で自由度の高いひととき。
Mamiさんは単に美しい景色だけではなく、
半野外で自由に行き来でき、宿泊コテージからもパーティー会場が見えることなど
ゲストの過ごし方にも心を配りながらロケーションを決めた。
宿泊コテージは少し高い場所にあり、パーティー会場の様子や庭全体を眺めることができる。
ゲストが輪になって囲うように参加できるところが決め手だった。
日本でもなかなかない貴重な場所 WAKKAはまさに運命のウェディングロケーション。
そんなウェディングのオケージョンに合わせて、ドレスは海沿いにもマッチする、
軽やかでオーガニックな優しさのあるドレス。
シルククレープ素材で、さらりとドレープで魅せたコンフォートなデザイン。
本当の上質を知りながら常にリラックス感を忘れない、Mamiさんだからこそのブライズスタイルだ。
Kenzoさんは瀬戸内のブルーを思わせる、藍染めのセットアップスーツ。
豊かな色彩で愛を描いた画家、マルク・シャガールの絵柄のシャツが
ポイントとなって個性を際立たせていた。
セレモニーでは独自の内容で永遠の約束を交わす。
たっての願い、アーティストMarterを招いてのウェディングライブ。
祝福のオーガニックな歌声がふわりと空に広がり、瀬戸内に溶けていく。
心地よい生演奏の中、セレモニーは執り行われた。
指輪を持たないふたりは、ふたりらしく、ブレスレットの交換。
水入れの儀ではお互い育った家の水を、オリーブの木に交えて注ぎ、幸福と繁栄の印とした。
レセプションパーティーではお酒好きのゲストのために、ナチュラルワインや地酒などこだわりのドリンクを振る舞う。
メインは伊予牛のBBQ。自らゲストに配り、食事を楽しんだ。
子供たちには宝探しを催して、大人も子供も真剣に宝物を探し回る。
笑い声が絶えない時間。
夕日に近づく頃、
Marterのライブが始まる。子供たちの笑い声の中
始まる演奏に、友人たちと皆でゆっくりと聞き入った。
夕日の頃、Mamiさんは今日この日に至るまでのみんなへの感謝を手紙で伝えた。
Kenzoさんはこの日に至るまで、Mamiさんが身体を仕上げるためにジムに通われたことや、
前日の夫婦の食事と飲酒を、顔が浮腫むことを理由に断られたことなどを、微笑ましく語り、
愛情深く見守っていたこと、そして有言実行のMamiさんを尊敬していることを語った。
みんなの想いが輪になって
格別な幸せを感じる一日に。